ここ3年間ずーーーーっと気になって学んだことを、ちょっこらメモしておきます…!!
さてさて、ぼくは専門学校を中退してからそろそろ3年が経つのですが、一番学んだことは「ビジネスとの向き合い方」です。
これまで学生だった頃は、ただバイトでお金を稼いで、普通にお金を使って暮らしていたんですが、中退したことでお金に関する視点がかなり厳しくなりました。
なんかもう、ただの飲み会に4、5千円は気軽に使えませんね(;’∀’)w。1000円ですら躊躇して、本当に払うべき価値があるのかじっくり考えてしまうレベルです(笑)。
で、ですよ!
普通に就職すると、働いて「お金を貰う」ようになるのですが、ビジネスをやってる人間ってのは、文字通り「お金を稼がなくちゃ」いけません。しかも必ず一定のお給料が貰えるワケでもありませんから、なかなか必死になります。
そうするとですね、最初のうちはやっぱりどうしても、目先の利益を追いかけてしまう傾向があるんですよね…。
ちょうど2年前、色々なセミナーに参加してお金を稼いでいる人の話を聞いたり、実際に結果を出している人と会ったりしていました。
で、僕は情弱だったので話を聞いて「おぉ、それでお金が稼げるのか!!すげぇ!!」と最初は素直に感心したんですが、どこか心の奥底には拭えないモヤモヤが溜まっていました。
ビジネスの世界には「結果を出したもん勝ちっしょ!!」というところがあって、確かにそうかもしれないと思いながらも、その不自然さには薄々気づいていました。
でも。

と割り切って、最初は思い切って色々と挑戦してみました。
それでも心のモヤモヤは拭えないのと、やっぱり結果が出ないのとでよく涙目になっていましたね…(笑)。
それなのに、セミナーに参加している人たちがバリバリ結果を残していくので、「俺はビジネスには向いていないんじゃないか…」とかなりヘコんでいたのが、ちょうど1年前です。
ところが、ですよ。
この1年間で、やっぱり、やっぱり、やっぱりビジネスにもいいやり方と、よくないやり方があるよねという事実を、身をもって体感することができました。
ここの表現が難しいんですが、これは「善と悪」の話ではないということです。
「善悪」は限られたものごとの見方でしかないので、この話は悪い方法を指摘している、ということではないのです。
それでも、ですね。
やっぱり、結果を残すこと、言い換えるならお金を稼いで利益を上げることしか考えていないビジネスっていうのは、ハタから見ていても「これはどこかおかしいぞ。」と気づけるワケです。
ちょうど2ヶ月前、ぼくは引越しをしたのですが、そのときいくつかの不動産屋さんにお世話になりました。
不動産屋さんも契約をとりたいワケですが、ここでビジネスのやり方が別れてくるワケですね。
契約だけを目的としている不動産屋さんは、内見する前と内見して3分くらい毎に「お客さんが入ってるんで〜、早めに決めてもらわないともしかしたら…」みたいな言葉を、何度もなんども話しきて、「早くしないと、取られちゃうかもしれない!」という気持ちにさせて、焦らせてきます。
しかし、契約以上にお客さんを大切にしている不動産屋さんは、なんども電話で問い合わせてくれたり、納得いくまで質問させてくれたりと、内見者が先にいたとしても、決して契約を焦らせてくるようなことはありません。
もちろん、この話は「前者が悪人なんだ!」と言っているのではないんですが、ビジネスで結果を出すことしか知らない人ってのは、その程度でしかないということなんですよ。
この点を的確に表しているな、と思ったのが、ぼくのバイブル「ニュー・アース」のこの一節です。
政治家やビジネスマンのほとんどは小賢しい。知的な人はとても少ない。
小賢しさによって獲得したものは長続きせず、結局は自己破壊に繋がる。小賢しさは利己心によって動機付けられ、極めて近視眼的だ。
知恵は失われ、喜びや愛や創造性や生き生きした躍動感もなくなる。小賢しさは自分や人々を分断し、知性は全てを包み込む。
初めてこの一節を読んだときは「そうそう分かるゥ〜!!!!」とめちゃくちゃ共感したんですよ…!!。
お金を稼ぐこと、売り上げを伸ばすこと、成果をあげることしか知らないと、結果は出せても小賢しいだけで、一言でまとめるなら「人間味の欠けた、知恵も魅力もない人間」になってしまうのです。
どうでしょう。あなたの周りにも、いくつか思い当たるビジネスが見つかるのではないでしょうか。
ぼくはこの3年間、自分の経験、そして周りのビジネスを見てきて、やっぱりどんな物事もそこに至るまでの手段と目的は不可分だよねという、とっても当たり前だけどつい忘れてしまいがちな、一番大切なことを学んだのでした。
特にビジネスの世界において、結果は出せても、それが世間から受け入れられていないもの、お金に値する価値を生み出していないものというのはたくさんあります。
どんなに必死になって山頂を目指しても、登るまでの道のりを汚していては、たとえ頂上にたどり着いてもそこに喜びはなく、むしろ苦しみが待っているということを証明しているのです。
だからといって、ぼくたちは目の前のやるべきことを無視するのではなくて、ただ、やり方をしっかり考えて、それを行動に込めればいいのです。
お金を稼ぐことや、結果を出すことが悪いといってるのではありません。誰であれ、どんな成功であれすべてが素晴らしいのです。
しかし、欲望に狩られてエゴイスティックに考えてしまっているときは、一歩立ち止まって深呼吸して、自分にこう問いかけてみます。
「ぼくはこの仕事を、目的のための手段にしていないだろうか?」
目的ばかりを必死に追いかけると、結果は出せても手段の質は望めません。
しかし、手段と目的は不可分なのです。
常にあるのはこの1歩だけで、どこまでいってもこの1歩しかありません。
であれば、つねに目の前の物事に魂を込めて取り組めば、たとえどこか思わぬ場所にたどり着いたとしても、きっと笑って楽しく過ごせていると思うんですよね。
そして、それは自分だけでなはなく、この世界に幸せ−平和−調和などなんと呼んでもいいですが−をもたらす、唯一の方法だと思うのです。
目先の利益に目が眩み、手段を疎かにしないよう、しっかり自分のビジネスと向き合っていこうと思わせてくれた、ぼくの3年間なのでした。
手段と目的は不可分。うん、忘れないようにて生きていこうぜ…!!
そいでわっ!!