子供の未来

教育を知らない無能なサッカー選手の指導者が、子供の将来を潰す。

SPONSORED LINK

ぼくは小学校から中学校まで部活ではなくクラブのサッカーをしてきたんですが、振り返ってみると指導者の質が低かったなとつくづく思わされます。

ちょっと生活態度が悪い選手がいれば、指導者から虐待を受けるのが当たり前でした。当時の僕はまだ13歳だったので、「悪いことをしたら殴られるんだ」と当たり前のようにだれも反抗しなかったのですが、いま振り返ると決して許されない行為だったんだなと、怒りと滞りの気持ちが込み上げてきます。どれだけの有能な選手が、あの監督に才能を潰されたことか…。

教育とはなにかを知らない大人は、指導者として失格どころか人間として子供達の上に立つべきではありません。

サッカー日本代表でエースの本田圭佑選手も言っていますが、指導者はサッカーだけでなく子供の将来を背負っているんです。その自覚を持ってサッカーの指導にあたらなければ、あなたの手で子供の未来を潰すことになりますよ。

SPONSORED LINK

才能ある選手を監督が潰している

サッカーのプレー

僕のいたクラブは地元の小さなところでしたが、県大会に出場してソコソコの戦績をおさめるくらいには強豪でした。

でも、僕らの学年だけめちゃくちゃ弱かったんですよ。県の選抜に選ばれるくらいテクニックのある選手はたくさんいたのにも関わらずです。一緒にプレーしているだけで「こいつは優秀だ…!!」と肌で体感できるレベルの人はたくさんいました。

現在ぼくは22歳。大人になったことでわっきり分かるのは、監督の指導方法が悪いせいで選手の才能を潰していたんだという、これ1点です。

例えば、日本のサッカー指導者はよく「チームプレーが大切!」とか言いますよね。一人勝手なプレーは許されなくて、みんなで協力して攻撃も守備も行うのが素晴らしいんだ、みたいな。

もちろんその思想や哲学は素晴らしいです。今の日本代表もチームプレーを掲げていますからね。

しかし、自分勝手な子を悪い選手のように扱うべきではないことに、当時の40歳を過ぎた大人の監督たちは気が付いていませんでした。

自分勝手にプレーしたっていいじゃないですか。それがその人の個性であり才能なんですから。どうして自分の考えに収まらない選手を、無理やり型にはめ込もうとするのでしょう?

実際に僕が小学生のとき、自分勝手だったけれどドリブルがめちゃくちゃ上手くて一人でみんなをかわしてシュートを決める選手がいました。しかし、監督が彼らにかける言葉は「みんなと協力してプレーしなさい」です。その言葉の裏には一人でドリブルするなという隠された意図があることを、僕たち選手は肌で感じて縮こまってプレーしていたのです。

そうやって知らず識らずのうちに選手の才能を潰している監督はまだまだ多いですよね。サッカーだけでなく子供達の将来を潰していることも知らずに。

子供たちを叱ってどうする?

サッカー選手

それとサッカーだけでなく部活動でも同じですが、往往にして子供だろうとスポーツ選手には良い生活態度が求められます。説明するまでもなく、これは素晴らしいことですよね。

でもですね、生活態度の悪い選手を叱ったところで、その選手の才能が伸びるわけないじゃないですか。

きっとスポーツしかしてこなかった脳筋の指導者は、「俺のやり方が気に入らないならそれまでだ。」とかいうんでしょうが、違うでしょうと。悪いところを指導するのと、声を荒げたり体罰を与えるのは全くの別物です。

僕のクラブの例でいうと、例えばポイ捨てをする選手は坊主にさせられました。もちろんゴミを捨てるなんて子供でも許されませんが、問題は叱ったことで子供達を萎縮させてしまっていたことです。

悪かったことはしっかり反省させる。だけどサッカーをするときはそれを持ち込まないようなメンタル状態にしてあげるよう、監督が子供たちに話し合ってあげるべきです。

声を荒げて叱るのは、自分が優越感を持ち子供達を支配したいという欲望からくるものです。どんなに否定したってこの事実は覆りませんよ。指導者が子供を怒っているとき、それは子供よりちょっと余計なことを知っているたけで、あなたの方が優越感を感じているからです。

子供にはしっかりと事実を指摘してあげるべきであり、そこに感情は必要ないのです。だけど多くの監督はプレーに関しても悪いことがあると怒鳴ったりするから、子供達は萎縮してこれまで通りプレーができなくなっていくのですよ。

体罰を与えるのは許されない

僕のクラブではですね、生活態度だけでなくプレーに関しても失敗すると監督から殴られるのが普通でした。恐怖でしかないですよ。サッカーなんてミスの連続するスポーツなのに、その度に怒鳴られていたらいいプレイヤーが生まれるわけないじゃないですか(笑)。

日本にはびこっている「悪いことしたらお仕置きよ制度」は素晴らしいと思う一方で、行きすぎるとそれは子供を過度に反省させ、萎縮させ、恐怖に陥れるだけの無駄な体罰に過ぎなくなります。

僕のクラブにいたメンバーは、みんなこの恐怖に怯えながらいつもサッカーしていました。常に監督の顔色を伺いながらプレーしていたんですよ。

20歳を過ぎてメンバーに会って当時を振り返ると、みんなが口を揃えて「監督が怖かった」と言いますからね。ほんと、もし監督がこの記事を読んでいたら1度会って、どのような考えで僕たち選手と向き合っていたのか問いただしたいくらいです。

結局、その監督は僕が中学1年生のときにクビになりました。でもその後の2年間も「サッカーでミスをする = 怒られる」という恐怖はなくならず、いい戦績を残すことはありませんでしたね。

選手の才能を伸ばせる指導者へ

サッカー

僕たちの世代だけではなくて、今もなおサッカーをする少年たちがこのような教育という言葉に紛れた非効率的な指導を受けているはずです。選手を支配することしか考えていない無能な監督は多いです。

僕は自身の経験から、選手の才能を伸ばせる指導者が出てきてくれないかと願っています。

正直なところ、子供達が選手として成功するかなんて大した問題じゃないですよ。一番大切にするべきは人間として成熟させてあげることで、サッカーの上手い下手はそれに伴ってついてくるんですよ。

指導者が自分の教育論を見直さない限り、子供達の成長などあり得ません。選手の才能を伸ばす前に、まずはあなたが指導者として子供の将来を背負っているんだと責任を持ってください。

最後に、本田選手の言葉をもう一度載せておきます。サッカーのテクニック云々よりも、まずは失敗との向き合わせ方を教えてあげるべきでしょう。

サッカーの監督や指導者は、子供達にとって親のような存在です。大人が愛情を持って接することができれば、選手としてだけではなく人間として大きく成長していくでしょう…ぼくのようにね。

SPONSORED LINK

子供の未来