声優専門学校と声優養成所の違い

声優を目指すなら知っておきたい養成所と専門学校の6つの違い。

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声優になるためのレッスンが受けられる場所として、主に「声優養成所」と「声優学校」の2つがあります。

養成所も専門学校も、最終目的は”声優の事務所に所属すること“です。

なので、養成所や専門学校にも通わずとも、事務所が開催しているオーディションに誰でも受けに行くこともできてしまいます。

舞台での演技経験などがある方であれば、これまで培ってきた技術を武器にして、合格できればそのまま声優デビューできるかもしれません。

しかし、皆さんもご存知の通り声優はそんな簡単になれるものではありません。

昔であれば舞台の役者さんがそのまま声優を担当することもありましたが、いまの声優として活躍する人たちのほとんどは、養成所か専門学校でスキルを磨いてきた人たちです。

なので今から声優を目指そうと思ったら、しっかりと声優になるための基礎知識と技術を身につける必要があります。

 

そこで今回は、実際に声優を目指して養成所に通っていた僕が、専門学校との大きな違いを6つ紹介していきます。

声優を目指すうえでの学校選びは、今後の人生を大きく左右する選択になりますので、ぜひじっくり考えて決めてください。

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声優養成所と声優専門学校の、大きな6つの違い

声優の養成所と専門学校の違いを説明すために、入学してから卒業するまでの流れを以下の6つに分けて紹介していきます。

  1. 入学時のオーディションについて
  2. 学費について
  3. 授業時間について
  4. レッスンの内容について
  5. 声優デビューについて
  6. 卒業後の進路について

どれも欠かせない項目ですので、しっかり確認していきましょう。

1.入学時のオーディションについて

オーディションをしている様子

養成所

声優養成所は事務所直属で運営している場所が多いことから、基本的には入学するときにオーディションを受ける必要があります。

僕が通っていた養成所の日本ナレーション演技研究所(以下:日ナレ)でも、入学するときにオーディションを受けた経験があります。他にも、プロフィット・青二塾・アトミックモンキーといった養成所でも、同じく入学前にオーディションもしくは個人面接を行なっています。

しかしながら入校前ですので、オーディションの内容はそれほど難しくありません。審査員たちは演技の上手い下手よりも、「この人は入学してから、しっかり取り組める人だろうか?」という点を重視しています。

僕は入学前のオーディションで簡単な文章を読まされましたが、これまで演技経験がなかったのでかなりボロボロでした。それでも入学することができたのは、僕の熱意を評価してくれたからだと、入学してから知ることができました。

専門学校

逆に声優専門学校では、入学前のオーディションを行なっていないところがほとんどです。

その代わり、普通の専門学校と同じように、履歴書と面接で入学する形となります。高校での成績ももちろん見られるはずですが、養成所と同じように、その人の人柄であったり熱意を重視しながら面接しているはずです。

基本的に入学前のオーディションがあってもなくても、入学するのは難しくありません。本当に大切なのは入学してから卒業までの取り組みなので、入学前の試験を気にしすぎる必要はそれほどないでしょう。

しっかり準備をして受ければ、誰でも合格できるものです。緊張しすぎず、自分の声優に対する思いをしっかり表現しましょう。

中学生でも入学できる
専門学校には「ジュニアタレント声優コース」といったように、中学生でも日曜日だけ通えるような仕組みがある場所もあります。
その場合は”専門学校”と名乗っているものの、ほぼ養成所と同じようなレッスン体系なので、親と相談しながらどちらがいいか決めるといいでしょう。

2.学費について

学費について

養成所

学費については、養成所の方が専門学校よりも安い傾向があります。それは後ほども説明しますが、レッスン回数が少なかったりするためであって、決して養成所が劣っているというわけではありません。

僕が通っていた日ナレでは、週1コースで30万円(入学費用10万、学費20万円[教材や環境費込み])でした。2年目から入学費用は免除されるので、学費だけだと20万円で通うことができるくらいとても安いです。

もちろん養成所によっても学費の値段はまちまちですが、1回あたりのレッスンが5000円だと計算すると、習い事を始めるくらいの感覚とほぼ変わらない金額です。

しかし、実際にはこれに加えて交通費・公演費などの費用がかかるので、通う際は余裕を持ったお金の計算をするようにしましょう。

専門学校

逆に専門学校の場合は、養成所よりも学費が高くなる傾向があります。

例えば、声優学科のある有名な専門学校『アミューズメントメディア総合学院』に通った場合、1年次の学費は入学金込みで約120万円です。2年制なので、合計すると約200万円ほどです。

もちろん専門学校の費用が養成所よりも高いのは、それだけ授業の回数が多いからです。なので、一概に値段だけでどちらがいいかと比べることはできませんが、それでも「専門学校に通うとより高いお金を払う必要がある」というのは知っておくべきでしょう。

また、認可校に通えば奨学金や学生割引を受けることもできますから、お金に余裕がなくても専門学校なら援助を受けることもできます。学生寮を使えば、生活費も抑えられるでしょう。

声優学科といえど専門学校という扱いなので、1年にかかる費用は大学に通うのとほぼ同じくらいだと思って間違いありません。

3.授業時間について

授業時間の違いについて

養成所

養成所は1回のレッスンが3時間ほどと、専門学校に比べるととても長いです。

しかしながら、養成所では「週1コース」や「週3コース」といったように好きな曜日と時間に通うことができます。なので、社会人の方でも働きながらであったり、大学で学びながら通うことができ、僕も当時は高校に通いながら養成所の授業を受けていました。

さらに週に1回のレッスンだったので、3時間という時間を全く長くは感じませんでした。集中して取り組んでいたので、むしろ「もうこんな時間か!」と気づいたら終わっていたことが多かったです。

なので初心者の方でも、集中して取り組めるように1週間あたりのレッスン回数を調節をすれば、長い時間の授業を受けていても苦痛ではないし、しっかり学べると思います。

そして余談になりますが、こういった通いやすい特徴から、僕の通っていた日ナレでは、年齢層が最年少で15歳の高校1年生から、30代の社会人の方までいました。このように、養成所は幅広い年齢と一緒に学べる環境でもあります。

専門学校

全日制の専門学校の場合は他の学科と変わらないので、1回の授業時間は養成所に比べて短くなります。ただし、1日(9時から15時まで)で5〜6回のレッスンを受けるので、合計すると時間は長くなります。

ここで覚えておくべきポイントは、レッスンの回数を多く受けたからといって、声優になれる可能性が上がるわけではないということです。

普通に考えると、「たくさんレッスンを受けたほうが声優になりやすいのではないか」と思ってしまいますよね。

しかしながら、専門学生のように毎日レッスンを受けてこなかった人でも、声優デビューしてきた例はたくさんあります。

僕も実際にレッスンを受けてきましたが、大切なのは回数よりもいかに集中して取り組めるか、そして自主練習をどれだけするかで差がつくというのを実感しました。

なので、単純にレッスンの回数や時間で学校を選ばないよう注意しましょう。繰り返しになりますが、大切なのは集中してレッスンを受けることです。

4.レッスンの内容について

レッスンの内容について

養成所

レッスンの内容は養成所も専門学校も、その場所によって当然のように変わってきます。

先ほどの話だと、養成所はレッスン回数が少ないから逆に「声優になるのは不利なのか」と思ってしまいがちですが、養成所出身の一流声優さんはたくさんいます。また専門学校よりも人数が多いため、実際にデビューしている人の比率は養成所の方が多いです。

さらに場所によっては、養成所だと現役で活躍する役者さんから教えてもらえるという特徴があり、僕は今もアニメで活躍している現役の声優さんに毎週教えてもらっていました。

現場の生の声を聞けるので、声優になるために必要な技術的なことだけじゃない、「あいさつ」や「人間関係」などメンタルの部分も強く教わりました。

授業の回数は少ないですが、養成所のレッスン内容はプロになるために必要なことをしっかり身につけられる環境が整っています。

専門学校

養成所は時間が少ないために、1回のレッスンにたくさんのことを詰め込んでしまいがちですが、専門学校ならゆっくりと、そしてより濃密な授業を受けられることは間違いありません。

例えば、今の声優には演技力だけでなく、ステージで活躍するための”ダンス力”も注目されています。

しかし、養成所で少ない回数しか通っていない人だと、なかなかダンスの練習をする時間は得られません。本業は声を使った仕事ですので、そちらを優先せざるを得なくなります。

これが専門学校であれば、演技やダンス、また理論的なことまで、養成所よりも多くの知識を学ぶことができます。

しかしながら、先ほども言ったように、たくさん授業を受けたからといって声優になりやすくなるわけではないので、そこは間違えないようにしましょう。

5.声優デビューするまでの道のりについて

声優になるまでの様子

養成所

養成所では入学オーディションを受けた後、自分にあったコースに振り分けられ、そこでレッスンを受けながらデビューを目指すのが一般的な形になります。

僕が通っていた日ナレだと、以下の3つのコースに分かれています。

  • 研修科
  • 本科
  • 基礎科

下から上に向けて徐々にステップアップしていく形となっているのですが、養成所の強みは1年目でも2年目でも関係なく、オーディションを受けて事務所に所属できるチャンスがあるということです。

日ナレのコース

例えば、基礎科は一番下のレベルですが、そこにいても毎年事務所のオーディションを受けるチャンスがあり、実際に合格する人もいます。

しかし、1年目でオーディションに受かる人は本当に稀です。多くの人は2年、3年、4年と経験を積んでからオーディションを受け、やっと事務所に所属することができるくらいです。

ですが、技術があればいつでも声優になれるチャンスがあるという点は、レッスンのモチベーションを高められる養成所の強みになります。

専門学校

専門学校に通ったら声優デビューするまで、2年制なら2年を通してレッスンを受けて、卒業するまでの間に事務所に所属することを目指していく形となります。

声優専門学校のデビューまでの道のり

養成所とは違い、1年目からチャンスがあるわけではありませんが、すぐに事務所に所属できる人はごくわずかしかいませんから、2年間の積み重ねを最後に惜しみなく発揮できるといった面では、専門学校の大きなメリットになります。

オーディションの仕方はそれぞれの専門学校・養成所によって違いますが、どっちが有利ということはほとんどありません。実力があれば、どちらでも事務所に所属するチャンスがあります。

6.卒業後の進路について

卒業後の進路について

養成所

養成所には基本的に、卒業という制度がありません。

それぞれの養成所によって”最大で所属できる期間”が決まっており、これを過ぎてもオーディションに合格できなかったり、プロダクションに所属できなかった場合には、卒業ではなく退学という形になってしまいます。

また認可校でもないため、養成所に通っていた期間を履歴書に書くことはできません。なので、「養成所で学んできたことを活かしながら就職したい」となった場合には不利になってしまうことがありますから、進路をしっかりと自分で考えながら通う必要があります。

認可校とは?
認可校とは、国の学校教育法に基づいて公的な許可を受けている施設のことです。
養成所は国が定めているような教育が受けられる場所ではないので、無認可校という扱いになります。

専門学校

声優学科のある専門学校の中には、しっかりと国の教育法に基づいて公的に認められている専門学校があります。

その認可校に通い、一定のカリキュラムを受ければ、しっかりと卒業することができます。また養成所とは違って、学歴として自分の履歴書に記載することもできるので、就職するときにも役立てることができます。

また、専門学校なら先生と進路面接をすることができるので、声優になれなかったときでもしっかりサポートをしてくれるはずです。これは卒業制度のある専門学校の大きな強みですね。

まとめ

さて、これまで声優養成所と専門学校の違いを紹介してきましたが、おそらくどちらに通うべきかまだ迷われていると思います。

そんなときに大切にして欲しいのは、実際にレッスンを見学して、自分の目で見て確かめてみることです。

声優という職業は、目指せば誰でもなれるものではありません。養成所と専門学校、どちらにしても自分で体感してみないかぎりは決めきれないと思います。

なので後悔しないよう、気になる養成所や専門学校があったらとにかく足を運んでみてください。

 

声優専門学校はたくさんありますが、オススメなのは卒業後のプロダクション所属率が高い「アミューズメントメディア総合学院」です。

専門学校に進学した生徒の事務所への所属率

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分からないことがあったら自分から挑戦してみる。

この姿勢は声優なるためだけでなく、人間とて成長していくためにも大切なことですから、ぜひ1歩を踏み出してみてください。

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