映画「ハングリーラビット」を見た感想

映画「ハングリー・ラビット」を見た感想!誰もが法律よりも自由な正義を持っている。

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いやー、ニコラスケイジ主演の映画ということで見て見たんですが、なかなか面白かったですね!映画「天使のくれた時間」で大ファンになっていた僕としては、これまたたまらない1作でした。

この映画は表面的な、映像上でパッとわかるような面白さはないんですが、全て見終わると作品の深さを味わえたので、よく作り込まれているなぁと言った印象を持ちました。派手なアクションだけじゃなくて、作者や映画監督の思いなどを読み解くのが好きな方にはオススメできる作品です。

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映画「ハングリー・ラビット」のあらすじ

ニコラスケイジ演じる主人公のウィルは、音楽家の妻、ローラと幸せな毎日を送っていた。しかしある日の夜、妻のローラが何者かによって襲われてしまう。
事態を知り、動揺したウィルのもとに現れたのは、サイモンと名乗る謎の男だった。彼はウィルに「やつを始末してやろうか?」と提案され、ウィルの人生が大きく狂うこととなる−。

調べてびっくり、なんと制作を手がけたのは映画「スパイダーマン」の主人公役を演じたトビー・マグワイアみたいです。彼は出演していませんが僕の好きな俳優さんなので、またこの作品に愛着が湧きました(;’∀’)w。

ジャンルはサスペンスですね。アメリカ映画らしい大スケールな激しいシーンもあるものの、どちらかというとじっくり、物語を見入って最後の真相を一緒に探っていけるような作品です。

映画「ハングリー・ラビット」を見た感想4つ!

さて、この映画を観た感想を4つほどに分けられそうだったので、それぞれ紹介していきます!

1.タイトルは「シーキング・ジャスティス」のほうがかっこいい

まって、いま調べてみてわかったんだけど、英語版のタイトルは「hungry rabbit」じゃなくて、「Seeking Justice」なんですね。

…日本語版タイトルも、「シーキング・ジャスティス」の方がかっこよくね?(笑)

「正義を探し求める」だなんて、作品の内容に超ぴったりじゃん!

たしかに「ハングリー・ラビット」は映画内でキーワードではあったけど、映画版のタイトルの方が作品を表す言葉としてはぴったりきますね。ちょっとびっくりしちゃった、それだけ!

2.ホラー映画のようなドキドキ感の演出にびっくり

僕はだいたいAmazonプライムでざっと映画眺めて、概要をちょろっと見て「面白そうだな!」と思ったらすぐに見始めちゃう人なんですが、作品の概要を見るかぎりそんなにドキドキするサスペンス系じゃないのかと思って見ていました。

ところがどっこい。ストーリーはニコラスケイジ演じる主人公の妻が犯されてしまうところから始まり、それから謎の組織が出てきて…なんて流れで、なかなかハラハラな展開でした。

「一体誰が犯人、黒幕なの?」といったサスペンス要素が強かったので、まさかのホラー映画並みの演出があり、気軽に見始めていた僕としては手に汗握りました(笑)。

特にあの、主人公が殺害を依頼されたけど断ってしまった後のシーン。謎のプレッシャーが迫ってきて、主人公のウィルが焦っていく様子を表した演出が本当に素晴らしかったですね。

冷蔵庫に貼られた「choose!(えらべ!)」という文字を手で消したのに、また元に戻っていたり。玄関を閉めたはずなのに開けられていたりと、見ている僕を「おぉ、どうなるやこれ!!(((( ;゚д゚))))アワワワ」とドキドキさせてくれました(笑)。

3.誰もが法律よりも自由な正義を持っている

映画の中のキーワード。

A hungry rabbit jumps.
空腹のうさぎは跳ぶ。

作品内でこの言葉は「法律家には従わず、人間性や理性、正義に伴うものたち。」を意味するキーワードとして使われていましたよね。特に前半部分の使われ方としては、主に黒幕だった”悪い組織”を表す言葉として使われていました。

しかしながら、NYPDの警官の1人もこの言葉を使っていたり。最後にCDを受け取った報道陣の人まで、このセリフを使っていましたよね。

僕は思うに、この映画が一番伝えたかったのは、「誰もが法律よりも自由な正義を持っているよね。」というメッセージなのかなと。おそらく、この映画の醍醐味はここにあります。

人は誰もが行動するとき、その基準を”法律によって正しいのかどうか”なんてもので判断しませんよね。ただ”自分の善意”という名の正義に従って、みな自分の人生を選択しているのであって、そこに法律は介在していないはずです。

ただ、法律を介さない正義はものすごく危険も伴う、ということですね。いきすぎると、今回の黒幕のように、正義と悪を混在させ、自分の正義が他人にとっての悪と化してしまう。最初は正義のつもりでも、それが他者を顧みない、自己欲求に過ぎないものとなったとき、それは正義ではなくただの反逆者になってしまうというのが、正義を名乗る「hungry rabbits」たちによく反映されていました。

しかしNYPDの警官のように、自分の正義を貫くことによって、罪のない人を救うこともできるというのが、そのリスクを背負う報酬とも言えるでしょう。もし実際に、あのような法律を無視した警官がいたら間違いなく社会から非難されまくるでしょうけど、彼が最後にウィルたちを逃した選択は正しく、正義だったと言えるでしょう。

現実世界でも同じように、世の中を変えることができるのはいつもHungry rabitt jumspのような、自分の正義を貫く人たち。映画を観終わった頃には、そんな感情が込み上げてきました。

僕が好きなシーンがこちら。演出もさることながら、役者の貫禄がヒシヒシと伝わってくる名シーンだと思います(;’∀’)w。

4.ストーリー展開が巧み

そして、なによりこの映画はストーリー展開がものすごく巧妙な点も魅力の一つですね。

最初は”ハングリーラビットたち”は悪者だった。しかし、物語の中盤から見ている人を「ハングリーラビットは、悪い人なのか?」と思わせ、終盤になるにつれてその迷いが確信になっていく。

さらにポイントとしては、この”確信になっていく”という、物語が終わってもはっきりしない点にあるのでしょうね。僕も見終わってから「どういうい意味だこれ!」と、レビューを見まくりましたから(笑)。

そして行き着いた先が、英語版タイトルにもあった”正義”という言葉です。

この映画は「法律が正義ではないけれど、自分の正義を貫くにはリスクが伴うんだ」ということを教えてくれる、そんな作品でした。

まとめ

あまり期待していなかった映画がものすごく面白かったとき、その作品ってずっと頭の中に残るんですよね。

映画をそんなに観ない人でも知っているような名作作品って、もちろん面白いんですがそんなに心には残らないんですよ。でも、こうしたあまり知られていないマイナー作品でかつ、内容が素晴らしいものと出会えたとき、僕は絶対に忘れないんですよね。

この作品も同じで、人にオススメできるほどのわかりやすい魅力はないけれど、僕にとってはとても興味深く、ずっと心に残る作品になりました。

ニコラスケイジ好きの人は間違いなく見る価値ありですが、世の中に息苦しさを感じているような人もまた、見れば自分の世界が広がること間違いなしだと思います。

hungry rabbitになろう。そして、jumpしよう。

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