モノマネをして歌っている人

アーティストのモノマネ・声真似しても、絶対に歌が上手くならない理由

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歌が上手くなりたいと思っているみなさん。

みやあき
アーティストのモノマネ・声真似をしながら歌ってしまっていませんか?

僕は昔から、好きなアーティストの曲はそのまま声真似して歌っていました。

しかしボイトレを経験するうちに、どれだけアーティストのモノマネをして歌っても歌が上手くしていかないということに気づいたんです。

それからはアーティストの真似をしないように歌う練習を重ねていき、今ではしっかりと自分の歌声で歌えるようになりました。

 

「モノマネしても歌は上手くならない」なんて考えてみれば当たり前のことでも、初心者の人からするとどうしても「アーティストっぽく」歌ってしまいがちです。

そこで今回は、これから歌声を上達させていきたいと思っている人に向けて、僕がアーティストのモノマネをして歌が上手くならなかった失敗談と、そこから学んだ教訓を紹介していきたいと思います。

断言しますが、どれだけ練習をしても、アーティストのモノマネをして歌っていたら絶対に上手くはなることはできませんから、ぜひ意識しながら歌ってみてください。

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僕がアーティストの声真似しながら歌っていた時期

綺麗な歌声に聞こえない

僕はコブクロが大好きで、「歌が上手くなりたい!」と思った理由も、彼らのように歌でありのままの自分を表現したいと思ったからでした。

それから音楽教室に通い、いつもレッスンの課題曲として「蕾」や「風」という曲を選曲していたのですが、ずっとコブクロの声真似しながら歌っていたんですね。

それでも、最初はモノマネしながら歌うことで、ある程度上達していきました。

正しい音程の取り方であったり、歌詞(特に母音)の強弱、ミックスボイスの出し方など、具体的なテクニックは身についていきました。

そしてなにより、録音したときに「アーティストっぽい歌声」で歌えている自分自身に対して、確実に歌が上手くなっている実感も掴んでいました。

 

ところが1年近く経ってから、別のアーティストの曲を歌ったときのことです。

これまで出せていたミックスボイスも出せないし、歌声に強弱もつけられないしで、そこにはまったく自分の歌声で歌えていない自分がいました。

みやあき
あれ…なんで今まで通りに歌えないんだろう?

当時はまだボイトレを始めたての初心者でしたから、上手く歌えない原因が分からずに、ただ自分の技術が足りないだけだと思い込んでいました。

自分の歌声で歌うことを忘れていた

そしてある時、いつも僕を担当してくれていた講師の方がお休みをされていて、違う講師の方にレッスンをしていただいたことがありました。

僕はいつと変わらずにコブクロの曲を選択して、いつもと同じように歌っていたのですが、相手は僕の歌を初めて聞く人です。

そこで講師の方からこんな指摘をもらいました。

ボイストレーナー
うん、歌のテクニック的にはいいんだけどね…。
もっとさ、自分らしく歌ってみようよ!

僕が歌を上手く歌えなくなっていた理由を的確についたアドバイスだったので、全身を貫かれるような衝撃を受けたのを今でも覚えています。

「なんで今まで気づかなかったんだろう…」というのと同時に、歌の基本中の基本に1年経ってようやく気付かされたこということに、ちょっぴり恥ずかしかったのも忘れません(笑)。

 

その日のレッスン後はすぐにカラオケに行って、今まで歌っていたアーティストとは違う曲を選択して、下手くそでもいいから、とにかく自分の歌声で歌えるように練習を繰り返しました。

最初はなかなか今までの「モノマネしながら歌う」癖が抜けなくて、取り除くまでに2ヶ月ほど掛かったのを覚えています。

それくらい、僕のアーティストの声真似をして歌う癖は根強いものでした。

どんなに下手でも、人の歌声と比べないことが大切だと気づいた

おそらく、一人カラオケで練習してたらこの癖をなくすのにもっと苦労したと思うのですが、幸いにも、僕にはプロの講師がついていました。

レッスンの度に「下手でもいいから、僕らしく歌えているかチェックしてください!」とお願いして、悪い箇所があったら遠慮なく指摘してもらいながら、すこしづつ”自分らしく”歌えるように練習していきました。

すると、これまではコブクロの曲しか歌えなかった僕が、他のアーティストの曲でも思い通りに歌えるようになったんです。

これまで教えてもらっていた講師の方からも

ボイストレーナー
なんか…本物の歌っぽくなってきたよね!

と言われたので、僕の感覚は間違いではありませんでした。

 

それでも、プロのアーティストに比べるとまだまだ僕は下手クソです。

しかし、僕は「自分の歌声で歌う」という、歌の上手い下手よりも大切なことにこの経験を通して気付きました。

なので、どんなに下手でもアーティストのモノマネや声真似を歌うようなことはしません。

なぜなら、自分らしく歌えば必ず上手くなると信じているからです。

モノマネで上手くならない理由は、「魂で歌えていない」から

では、なぜプロのアーティストのように歌っても、歌が上手くなることはできないのか。

その理由はシンプルで、自分の魂で歌っていないからなんです。

 

元来、「歌う」という意味にはこうした意味があります。

「うた・歌う」の語源は、折口信夫によれば「うった(訴)ふ」であり、歌うという行為には相手に伝えるべき内容(歌詞)の存在を前提としていることもまた確かである。徳江元正は、「うた」の語源として、言霊(言葉そのものがもつ霊力)によって相手の魂に対し激しく強い揺さぶりを与えるという意味の「打つ」からきたものとする見解を唱えている。

歌の語源 – Wikipedia

ただ歌詞を声に出すだけだと、それはただ内容を「話している」や「伝えている」のと変わりありません。

「歌」というのは、上の語源にも書いてある通り、「自分の感情(魂)を込めて相手の魂を揺さぶる」ことです。

アーティストのモノマネをして歌ってしまうと、自分では感情を込めているようでも、実は本当の意味で込められてはいないのですね。

 

その証拠に、よくテレビで「声真似選手権!」などに出演して、プロのアーティストのような歌声で歌う人たちが登場しますよね。

彼らは歌声の技術でいうと、間違いなく一流です。誰もあんなプロと同じように歌うことはできないですから、高音を出すテクニックなどは間違いなくもっている「普通の歌が上手い人たち」です。

しかしながら、「本当に歌が上手い人」ではないのはこれまで説明した通りで、自分の表現によって感情(魂)を込めていないからです。

 

プロであっても、同じ歌を同じ歌声で歌うことはできる人は誰一人としていません。

それは、歌う人によって歌詞の受け取り方が違えば、表現の仕方も当然のように変わってくるからです。

そして、プロは「自分で感情を込めながら歌うことが何よりも大切」だということを知っているから、たとえ違うアーティスとの曲でもモノマネすることなく、自分の歌声で歌うのです。

ですから歌が上手くなるために、プロと同じような歌声でマネして練習する必要はまったくないのです。

自分らしく歌えば、技術は後からついてくる

自分らしく歌っている人

僕がそうだったように、最初の頃はアーティストのモノマネをしながら歌うことである程度技術は上達していきます。

しかし、小手先のテクニックだけを身につけていては、いつまでたっても本当の意味で歌が上手くはなれないのです。

なので本当に歌が上手くなりたいとおもったら、一番大切にしなくてはいけないのは「自分らしく歌うこと」です。

 

今はプロとして第一線を走るアーティストの中には、ボイトレなんて経験せずに路上で歌っていた人もいます。

なぜ彼らの歌声は、こんなにも僕らの心を揺さぶってくれるかというと、間違いなく自分が歌いたいように歌っているからです。

どんなに技術があっても、誰かの曲をモノマネしながら自分の感情も込めずに歌っている人に、耳を傾けたいとは思いませんよね。

ですから下手であっても、あなたが表現したいように歌うことが一番大切で、それさえ忘れなければ技術は後からついてきます。

これから歌うときはアーティストのモノマネや声真似することなく歌ってみてください。

1ヶ月〜3ヶ月も練習すれば、技術だけじゃない部分が上手くなっていく感覚を掴めるはずですよ。

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