『ツールドフランスを知るツール・ド・フランスを知るための100の入り口』の本を読んだ感想

『ツール・ド・フランスを知るための100の入り口』が丸わかり過ぎて初心者でもハマっちゃう!

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ふとYouTubeのおすすめを眺めていたら、なにやら『ツール・ド・フランス(Tour de France)』という、名前だけは知ってる自転車のレース動画がありました。

みやあき
ふむ、これがサイクルロードレスというのか。
ルールとかよく分からないけど…なんだか面白いぞ!!

なんだこの疾走感は。選手がただ競争しているだけじゃなくて、お互いが駆け引きしている。そしてなんといってもゴール前の競合いが激しすぎる!!頭突きしてる選手までいるし、こんなのありなの!?…と思ったら、トラブルで遅れた選手のために、集団がみんなしてペースを遅くするという優しさまで見せたり。なんだこのスポーツ、面白すぎるぞ…。

で、気がついたらその他の自転車ロードレースの動画を軽く100本以上見てハマってしまい、この『ツール・ド・フランスを知るための100の入り口』という本を書っちゃいました。

 

そしたらツール・ド・フランスを見るだけでは絶対にわからない面白い話がたくさんあったので、その内容をいくつか紹介します。いやーこの1冊があるだけでツール・ド・フランスがもっと楽しめそう!

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『ツール・ド・フランスを知るための100の入り口』の面白ポイント

ツール・ド・フランスとは、フランス語で『フランス1周』という意味です。第一回大会から振り返るとその歴史は100年以上。はんぱねぇ…。
この『ツール・ド・フランスを知るための100の入り口』では、そんな大会のルーツ・歴史が事細かく、初心者でもわかりやすい絵付きで解説されています。それでは書中をお楽しみください。

【◎第一回大会】

・1903年のツール・ド・フランス第一回大会は、総距離2428km。7月1日から19日の間に6ステージが散りばめられた。

第一ステージ:467km。15時16分にパリを出発

第二ステージ:374km。02時30分リヨン発

第三ステージ:423km。22時30分マルセイユ発

第四ステージ:268km。05時00分トゥールーズ発

第五ステージ:425km。23時00分ボルドー発

・第六ステージは471km、21時00分になんとをでて、一路パリのゴールまで。出走60人中21人が完走。手にした賞金は6075フラン。ちなみに、当時のパリ在住労働者の1日当たりの平均賃金は約5フランだった。

【◎ツールドフランスの優勝賞金】

・ツールの賞金総額は、約200万ユーロ(約2億5000万円)にも上る。実に様々な賞が設けられているが、総額の5分の1以上が総合優勝者の手に渡る仕組みだ。頂点に上り詰める王者は、毒別待遇であることが浮き彫りになる(2012年時点)。

○区間優勝
・まず、各日の区間優勝車に与えられる賞金は8000ユーロ(約100万円)。2位は4000ユーロ、3位が2000ユーロと段階的に減り、20位までに賞金が与えられる。

○総合優勝
一方、総合優勝の場合、一気に桁は増え45万ユーロ(5600万円)。総合2位は20万ユーロ、3位は10万ユーロ。以下、4位は7万ユーロ、5位は5満ユーロといった具合に25位まで段階的に減る。

○ポイント賞
・ポイント賞の場合は、スプリントポイント通過順位1位〜3位まで賞金が出る。それぞれ学は、1500ユーロ、1000ユーロ、500ユーロ。また、初日から最終日前日の区間ごとにポイント順位1位(=各日のマイヨ・ヴェール受領者)には300ユーロが支給される。

○山岳賞
・山岳賞の場合は、難易度のカテゴリーごとに額が異なる。また、初日から最終日前日の区間ごとに山岳順位が1位(=各日のマイヨ・グランプール受領者)には300ユーロが支給される。総合山岳賞の賞金額は2万5000ユーロで、以下は全てポイント賞と同一だ。

○新人賞
・25歳以下の新人の中で順位が一番上のものに与えられる新人状の場合、各日のリザルトで首位の新人には500ユーロ、初日から最終日前日の区間ごとの総合首位の新人(=マイヨ・ブラウン受領者)には300ユーロが支給される。

・こうしてみると、後順位一つで賞金に届く、とか、1ケタ多くなる、など、順位1つをかけた攻防も、個人の胸の内には秘められているに違いない。

【◎一風変わった賞金】

1709m級のオービスク峠、2115m級のトゥルー希峠といったピレネーの山々が満を持してトール・ド・フランスに導入された1910年大会で、ギュスタヴ・ガリグーは、「あること」がたたえられm100フランの賞金を手にした。
それは、「トゥール希峠を、足をつかずに登りきったこと。」
コースが厳しすぎて、自転車を降り、押しながら上がる選手がほとんど。足を着かなかったのは、彼だけだったのだ。

【◎マイヨジョーヌ(maillot jaune)の色】

・ツールドフランスのリーダージャージ、maillot jaune(フランス語:maillot jaune)は、黄色いジャージの意味。主催した新聞『ロト』の紙色だった。(レース開始年:1903年。リーダージャージ採用開始年:1919年。)

・ツールにとって黄色は特別な色。ジャージに合わせて自転車やヘルメットまで黄色くする選手もいる。写真は2012年チャッンピオンのブラッドリー・ウィギンス。

・一方、ジロ・デ・イタリアは、それを真似て、主催した新聞『ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト』の紙色、ピンクを採用。マリアローザ(イタリア語:Maglia rosa)と呼ぶ。(レース開始年:1909年。リーダージャージ採用開始年:1931年。)

【◎ランタンルージュ】

・ツール・ド・フランスでは、災害の選手は「ランタンルージュ」と呼ばれ、名前が記録される。意味は「赤いランプ」。もともと列車の最後尾に設置されていたこのランプは、ホームに入ってきた列車の連結部が外れて脱落していないか、駅舎から確認するためのものだった。赤い光が見えれば、最後の社労まで無事に連結されていることが確認できる、というわけだ。
だからランタンルージュの選手がつけるのは、もちろん、赤いゼッケンだ。

【◎紳士協定】

・ツールドフランスを含めたロードレースでは、ルールブックがすべててではない。フェアプレー精神にのっとった選手多tの自主判断で、特別措置もありなのだ。

○死亡事故
・1995年、ファビオ・カザルテッリがレース中のクラッシュで死亡。翌日のレースは、選手たちの意向もあり、彼が所属したモトローラチームが横並びでゴール。プロトンは、間隔を置いて、後から到着した。その日1日だけは、記録なしとなった。

○クラッッシュ
・状況次第だが、総合争いに絡む選手が不運なクラッシュに見舞われた場合、その選手がプロトンに復帰するまで待つことがある。ただし前半、まだレースの行方が不透明なときにはあまり当てはまらない。また、負傷した選手がプロトンからリスペクトされ、王者と認められていることが前提。

○トイレタイム
・トイレタイム中のアタックなど、出し抜く行為は、往々にしてフェアプレーに反するとみなされる。

○姑息な行為
・1960年、沿道に来ていたシャルル・ドゴール将軍に敬意を表するため、全員が立ち止まる一幕があった。ここでアタックするのはセコすぎて、普通は誰もやらない。しかし、パンク出遅れていたピエール・ボーフォイユは、このおかげでおいつくことができ、挙げ句の果てにこの機に乗じて、逃げて、まんまと優勝。
つまり、暗黙の了解と言いつつも、全員のコンセンサスを得られていないことは、得てしてある。ただ、姑息な行為を上位選手がやったら大ひんしゅくだ。

自転車ロードレースって日本だとそんな話題にならないですよね。そもそもそんな広い土地がないからという問題もあるんですが。

でもヨーロッパだとサッカーに並ぶくらい熱狂的なスポーツなんですよ。ツールの映像を見てもらえれば分かる通り、ファンの興奮の仕方がハンパないです。

日本でいうところの、相撲のような伝統的なスポーツなんでしょうね。戦い方や形は全く違いますが、”長い歴史のあるもの”ということで人々の心を動かしやすいのだと思います。

いやーこの本に出会ったおかげで、今年のツールドフランスがより楽しみになりましたよ。またフルーム優勝してくれるかなぁと期待しちゃうぜ!

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